こんにちは、バスケファンの皆さん!
今日は、私が初めてユニフォームを購入した選手。信州ブレイブウォリアーズの栗原ルイス選手について、語らせてください。
Bリーグを何シーズンも追っている私ですが、栗原選手のように「地に足の着いたプレースタイル」と「静かなる情熱」を兼ね備えた選手は、そう多くはありません。B1でもB2でも、彼の姿勢は常に一貫しています。それは、まさに“信州の魂”と呼ぶにふさわしい。
アメリカ育ちのシューティングガード
栗原ルイス選手は1996年11月3日生まれ、アメリカ出身の日本国籍選手。高校はパラセイズ・チャーター、大学はカリフォルニア州のウィッティア大学でプレーし、2018年に信州ブレイブウォリアーズに加入しました。
日本とアメリカのバスケ文化をミックスしたようなプレーは、非常にユニークです。ドリブルやシュートフォーム、ディフェンス時の読みなどに“海外育ちの視点”を感じさせながらも、チームファーストの精神がしっかり根付いている。そこに、彼の魅力が詰まっているんです。
7年目の今、キャプテンとしての覚悟
2023–24シーズン、信州は惜しくもB1からB2へ降格となりました。多くの選手が去る中、栗原選手はチームに残ることを決断し、キャプテンを継続。
「この悔しい思いと感謝を忘れずに、このチームが目指しているバスケとカルチャーを体現していきたい」と語ったその言葉に、私は胸を打たれました。
信州一筋7年目。彼は“エース”という肩書きだけでなく“信頼の象徴”としてもコートに立ち続けています。
成績以上に価値ある存在
今季(2024–25)のスタッツを見てみると──
- 出場試合数:47
- 平均得点:5.6点
- リバウンド:2.5本
- アシスト:1.3本
- 3P成功率:約41.8%
数字だけ見れば「目立つ活躍」とは言えないかもしれませんが、それは彼の真価ではありません。試合の要所で放つクラッチスリー、相手の流れを断ち切るディフェンス、そして仲間を鼓舞する声掛け。“勝利のために必要なこと”を常に冷静にやってのける選手なんです。
信州のバスケは泥臭く、堅実で、忍耐が必要。でも、それを体現できる選手は多くありません。栗原選手は、そのスタイルを一貫してプレーに落とし込んでいます。
ハートとメンタルの安定感
地元メディア「信州スポーツキングダム」の記事でも、栗原選手はこう評価されています。
「2日間で9本の3Pを沈めるなど、力強くチームを牽引。ハート・マインド・メンタルが常に安定している。」
キャプテンって、試合に勝ってる時よりも“負けている時にどれだけ声を出せるか、下を向かずにいられるか”が問われるポジションだと思います。その点、栗原選手の精神的タフネスは群を抜いています。
栗原ルイスの未来に期待したい
信州は現在、B2からの再出発を図っています。若手や外国籍選手の融合も課題のひとつ。だからこそ、チームの文化や価値観を継承し、体現できる栗原ルイス選手の存在が不可欠です。
そして個人的には、日本代表でのプレーももう一度見てみたい。彼は2018年にウィリアム・ジョーンズカップの代表候補に選出された経験もあるんです。
年齢的にも今が脂の乗った時期。Bリーグの中で、静かに、でも着実に“トップSGの一人”になりつつあるのではないでしょうか。
最後に:応援する理由
私はこれまで数多くのスター選手を追いかけてきました。でも、栗原ルイス選手のような“見えにくいけど確実な貢献”をするプレーヤーほど、長く記憶に残るのです。
華やかなスタッツやSNS映えするプレーだけじゃない、チームにとって“本当の意味での柱”が何かを、彼は毎試合見せてくれます。
だから私は、今日も信州の試合で12番を探してしまうのです。