こんにちは!信州ぶらり編集部です。
「長野市のソウルフードといえば?」で必ず名前が上がるのが、味の道くさ いむらや。看板にも「味の道くさ」の文字が掲げられ、地元で長年親しまれる町中華です。
名物は山盛りのあんかけ焼きそばと、玉ねぎたっぷりのしゅうまい。長野市民にとっては“帰ってきた”と感じさせる懐かしい味のセットで、まさにB級グルメの王道。
長野市では小さい頃に親に連れられて“いむらやデビュー”を果たす人が多く、筆者も幼稚園の頃から通っている一人。
大人になってから食べると、ふっと当時の記憶がよみがえります。

甘い“あんかけ焼きそば”が愛される理由

いむらやの焼きそばは、まず甘い。
初めての人は「これが焼きそば!?」と驚くほどの個性派ですが、そこがクセになる最大のポイント。
揚げた細麺に、とろりとした甘い餡が豪快にかかり、上には錦糸卵やチャーシュー、季節の野菜。
普通サイズでも“山”のようなボリュームで、テーブルに届いた瞬間、思わず笑顔(もしくは固まる)になる迫力です。
初見の“甘さショック”→でもハマる
「思った以上に甘い」「想像と違う」という感想が出がち。けれど、不思議と定期的に食べたくなるタイプの味。
食べ終わった直後は「しばらくはいいかな…」のはずが、いつの間にかまた恋しくなります。(地元あるある)
玉ねぎたっぷりの“甘いしゅうまい”はトッピング必須

いむらやといえばしゅうまい。中身は玉ねぎ多めで甘さが立つのが特徴で、砂糖の甘さというより玉ねぎ由来の自然な甘み。
地元では2~3個を焼きそばにトッピングする人が多く、これがまた相性抜群です。
実はしゅうまいにはソースをかけるのがおすすめ。甘みとコクが増してクセになります。
ただし注意点がひとつ。
しょうゆとソースの入れ物がそっくりなので、間違えないようによく確認しましょう。
通な食べ方:酢からしで“未知の味”に変身

甘さに慣れてきたら、卓上の酢からしをたっぷり。
甘い餡がすっと引き締まり、爽快感が増すので、後半戦も飽きずに完走できます。
これが“長野流”の楽しみ方。
ボリュームの目安と注文のコツ
- 普通サイズでもかなり多いので、初訪問は普通サイズ+しゅうまい2〜3個がおすすめ
- 甘党でない人は、序盤から少しずつ酢からしを。最後までペースが落ちにくくなります。
- しゅうまいはまずソースで試してみる価値あり
どこで食べられる?(店舗情報)
※最新の営業情報は変更の可能性があります。来店前に各店舗へご確認ください。
権堂店
- 住所:長野県長野市鶴賀上千歳町1323
- 営業時間:11:00〜20:00/木曜定休
- アクセス:長野電鉄 権堂駅から徒歩約5分
石堂店(長野駅近く)
- 住所:長野県長野市南石堂町1423
- 営業時間:11:00〜22:00/木曜定休
- アクセス:長野駅から徒歩約5分
いむらやの歩み(豆知識)
創業は昭和30年。長年にわたり“価格と味”を追求し、あんかけ焼きそばは改良を重ねて現在のスタイルに。
まとめ:甘い×酢からし=“未知の味”がやみつきに

- 甘いあんかけ焼きそばは最初こそ驚き、でも気づくとまた食べたくなる不思議な魅力。
- 玉ねぎしゅうまいはトッピング推奨。まず2~3個から。
- 酢からしでアクセントをつければ、最後まで飽きずに楽しめる。
「地元ではB級グルメとして有名!?」「普通サイズでもすごいボリューム!」という評判は伊達じゃない。
“しばらくはいいかな…”が、気づけば“またいきたい”に変わる。
それが長野市のソウルフード、いむらやです。
